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ソル・クンブー

SOLU - KHUMBU

世界最高峰エベレスト(8,848m)。

この地域は2つのサブ地域を並べてソル・クンブーと言います。標高が低いほうをソルと呼び、高いほうがクンブーです。

ソルクンブーを訪れるたくさんの旅行者は、多くの場合カトマンズからルクラに飛行機で飛んできます。旅のターミナルとなる町ルクラ、ナムチェバザールには多くの観光客が集まり、電気店、土産物屋、カフェ、銀行ATM、インターネット環境、高級ゲストハウスと、現代の旅行者が求めるほとんどすべての設備が用意されています。また地元のシェルパ族は温かくもてなしてくれ、ヒマラヤ初心者にとても優しい地域であるとも言えます。通称「エベレスト街道」に踏み出せば、高地に生息する牛ヤク、国鳥であるダンフェ(虹色が美しい雉)などの珍しい動物や鳥類に出会うこともあります。

トレッキング地図・方位磁石をすぐ出せるように用意しておくと、素晴らしき山々の名前を知るのに重宝します。クンブー地域では、どこを切り取っても絵になる山岳景観のため写真撮影に忙しくなってしまいがちですが、撮影した山の名前を自ら探ってみてもいいでしょう。

『世界の屋根』に相応しく、ゴージャスなリゾートやトレッキングを共に楽しめるクンブー地域ですが、もういっぽうのソル地域では、昔ながらの牧畜や農業を営んでいるシェルパ族やライ族が静かに暮らしています。荷運びロバやゾッキョ(高地牛ヤクと水牛の交配種)が身体を揺らし、喉元の鐘を慣らして往来しています。

首都カトマンズから地域の出発地点までは、飛行機・ローカルバスなどを使ってその日のうちに(気象条件などにより変動)アクセスが可能です。ローカルバスでアクセスできるソル地域の町ジリから歩くトレッキングもお薦めなオプションです。

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エベレスト

エベレストという山名は、1865年にイギリス領インドのジョージ・エベレスト測量長官の名前から取られました。チベット語の名称はチョモラ(ル)ンマ(大地の母神)、ネパール語ではサガルマータ(世界の頂上)。

初登頂は1953年。歴史上、初登頂者はイギリス探検隊所属のニュージーランド出身登山家エドモンド・ヒラリーとシェルパ族テンジン・ノルゲイとされています。

その頂上付近からはウミユリや三葉虫など古生代に生きていた海底生物化石が出ており、大昔この場所が大洋(テーチス海という超大洋)の深海にあったことを物語っています。

古くからシェルパ族の交易拠点として栄え、今はツーリストのベース基地として花開いた町ナムチェバザールの奥には、世界最高峰を堪能できるベストビューポイントがいくつかあります。ゴーキョ・ピーク、エベレストBC、カラパタール、レンジョ・パスなど、高所順応をしっかりと行えば、世界の屋根に迫る展望トレッキングが堪能できます。

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シェルパ

チベット語で「東の人」という意味のシェルパ。ヒマラヤではガイドの代名詞として使われますが、本当は彼らの民族名です。

しかし実際のところ、ヒマラヤ登山の案内人として活躍したきたのは彼らに他なりません。エドモンド・ヒラリーと共にエベレストを初登頂したテンジン・ノルゲイが有名ですが、勇敢で誇りあるガイドを多く輩出してきた民族です。ヒマラヤ初登頂争い、バリエーション開拓時代、未踏峰登山…多くの犠牲を払いながら山にルートを切り拓いてきました。

現代の公募登山隊で働くシェルパ族の若手ガイド達も先人の誇りを引き継いでいます。またクンブー地域のゲストハウスやホテルを経営し、成功したシェルパもたくさんいます。

昔、彼らの祖先は政治的圧迫を逃れてチベット高原から南下し、ソルクンブーに住み着いたとされています。乾燥したチベット高原から、誰も住んでいない南のヒマラヤ山麓へ、新天地を求めて。その後、ソルクンブー地域の外にも拡散して行きました。

山岳ガイドとして有名な彼らですが、本来は痩せた土地を改良して農耕、ヤク(大型の毛長牛)などの家畜の放牧を生業としています。チベット仏教の敬虔な信者で、寺院(ゴンパ)や仏塔(チョルテン)を建てて大切にしています。

タンボチェ僧院

エベレスト山麓における最大のチベット仏教寺院。

富士山の頂上より高い標高3867mのタンボチェに鎮座し、エベレスト、ローツェ、アマダブラムを望むことが出来ます。ヒマラヤの山々には神様が宿っていると信じているシェルパ族にとっては、このタンボチェこそ象徴的な場所であり、神々に包まれ見守られている場所。エベレスト=チョモロンモ(地球の母なる神)やナムチェバザールの丘の背後に聳える聖山クンビラ(クンブーの神)など、タンボチェ周辺は彼らの崇拝対象に満ち満ちているのです。

この僧院では毎年11月の満月の日に大祭マニリンドゥが催されます。僧侶たちは大きなマスクを被り、神となって踊ります。近隣のシェルパ族と、お祭りを楽しみにクンブーを訪れる観光客とが入り混じってたいへんな盛り上がりを見せます。1930年頃から行われてきたとされているマニリンドゥ。しかし1998年1月、漏電で僧院が全焼してしまい再建されるまでの数年間、主役たる僧院や僧侶がいない寂しい時期もありました。

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ヤク

高所に生活するシェルパ族やチベット系民族に大切にされるヤク。

ヤクの乳から作るバター・チベット茶・岩塩を混ぜ合わたソチャ(塩バター茶)を、乾燥地帯の住人は毎日飲みます。ヤクの皮は長靴や皮舟の材料に、毛は絨毯や防寒用衣類に、角はアクセサリーや調度品に使われます。そして糞までも燃料や洗い物の際に用いることがあります。荷の運搬にもよく活用され、トラックのような役割も果たしています。

夏、牧童がついて放牧し栄養分を蓄えさせ、寒くなる前に低い標高へ下ろしてくるというサイクルで飼育されます。
およそ20頭程度の群れで飼育され、ふだんは大人しく食餌に励んでいて微笑ましいですが、発情期は途端に獰猛になってしまうので飼い主を悩ませます。

オスの体重は約800kg、湾曲した角が長さ約1m(オス)、肩の高さ約2mと大型の牛です。どっさりと生えた白/茶/黒/あるいはその斑模様の毛はくるぶしまで垂れるほど長いもの。

世界中では1,400万頭と考えられていて、その大部分はチベットや中国西部地域に生息。生息数の100%近くが家畜ですが、より立派な体つきをした野生のヤクは極めて希少性が高く、チベット高原に数百頭生息しているだけだと考えられています。

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■ エリア紹介

カンチェンジュンガ
マカルー・バルン
ソル・クンブー
上記以外にも個性的なエリアがまだまだあり、今後紹介していきます。

■ パーミッション関係

国立公園入園料、トレッキング許可申請料、高峰登山のロイヤリティなどの解説。

■ 交通手段

国内線飛行機、ローカルバス、ジープ車両など、アクセスの解説。

■ ヒマラヤ山名鑑

ヒマラヤの山を一座ずつ紹介。

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■ ネパールとは

■ 観光ビザと入国手順

ネパールに入国するため必要なビザ。入手方法と入国の流れ。

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■ 旅の費用

サービス料金の解説。お金について。

■ 旅の適期とヒマラヤの天気

モンスーン気候、雨季と乾季。おさらいしよう。

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■ トレッキングスタイル

予算、希望、こだわりで決める。

■ 旅の道具、山装備

ヒマラヤでの旅、町で必要になるアイテム。

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