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カンチェンジュンガ

KANCHENJUNGA

地球で3番目の高さを誇る山「カンチェンジュンガ(8,586m)」。

その山名が冠せられた地域です。山岳地帯には標高六千〜八千メートル台のヒマール(ネパール語で山岳)が屏風のごとく林立。インドやチベットとの境目をなす国境稜線が走る、ネパールでもっとも東の地域でもあります。山脈の北はチベット自治区(中国)、そして東はインドのシッキム州が隣り合います。

外国人が許可証を得て訪れられるようになったのは1988年以降と比較的最近の事。このため、地域に豪華なロッジ、ホテル類はそれほど見られず、どちらかと言えば旧来の簡易的な宿泊施設が多く、今のところ静けさを好むトレッカーや遠征登山隊の訪問を受け入れるにとどまっています。キャンプ可能な備えで訪れると、居住地以外の僻地を経由して辺境への訪問までもが可能になります。

標高3,500m以下の丘陵地帯には、シェルパ族・リンブー族・ライ族・その他の山地民族が混じりあって暮らしています。電気/車道が至っていない村が数多く存在し、村の野菜を組み入れた家庭料理や伝統的な民俗文化を味わうには格好です。高い尾根筋に出ると、巨峰カンチェンジュンガや怪峰ジャヌーが近く迫り、西方にひかえる隣エリアの巨峰マカルーも視界に入ります。

地図に描かれているトレッキングルートのほかに、見どころを繋ぐ未来のルートも続々と試されています。

首都カトマンズから地域の出発地点までは、飛行機・ローカルバス・チャーター四駆車などを使って1〜2日ほど(気象条件などにより変動)でアクセスが可能です。

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大きな五つの雪の宝庫

世界第3位の高峰カンチェンジュンガ。山の名前はチベット語で”大きな五つの雪の宝庫”を意味し、古の仏教の書物名「五大宝蔵(ごだいほうぞう)」と同じ名です。

「五つの峰」とは、東から西へ7780メートル峰、南峰(8491メートル)、主峰、西峰(8505メートル、ヤルン・カンともよぶ)、ついでカンバチェン峰(7902メートル)ですが、周辺には数多くの6~7,000m峰を従えており、遠くから眺めると高峰が群れ、波打つような山群に見えます。

隣国インドの都市ダージリンから直線でわずか50kmの場所に聳え、目立つため、19世紀中頃から探検や調査が始められました。

1905年にスイス・イタリア・イギリス合同登山隊が初登頂を狙い失敗。その後12回も失敗が繰り返され、1955年5月25日にイギリスのCharles Evans隊によって、ようやく初登頂されました。

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リンブー族

日本人と同じくモンゴロイドのリンブー族。カンチェンジュンガ地域の山麓を中心地とした山地民で、農耕・牧畜をなりわいとします。種族名リンブーは、チベット語で「弓を持つ人」。

紀元前7世紀ごろから西暦1〜3世紀ごろまでネパールを支配したといわれる伝説のキラート族を始祖としています。また、ネパールからインド、イギリスの軍隊に参加している勇敢な兵士「グルカ兵」たちのなかでも特に勇猛だとの評判があります。

彼らの宗教は諸々が混ざって成り立っていますが、ヒンドゥー教の最高神の一柱「シヴァ神」と古来からの土着的精霊を祀っています。

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ルンバサンバ峠

カンチェンジュンガ保全地区(Kanchrnjunga Conservation Area)の西部に波打つ、ルンバサンバという名の山群。ルンバサンバ峠は、チベットとの境界に近づきながら続く牧童の道の果て、山群懐の辺鄙な場所にあります。

向かい合う2つの峠(両方とも5,000m以上)を総称してルンバサンバと呼び、最高地点は標高5,159m。世界第3位のカンチェンジュンガと世界第5位のマカルーが視界に入る贅沢な展望。峠の横には5,800m前後の秀峰ルンバサンバ峰が聳えています。

この峠は分水嶺でもあり、降った雪が解けた水はカンチェンジュンガ地域とマカルー地域へと分かれてタムール川とアルン川とになり、麓に暮らす人々の恵みとなっています。

峠の前後はどちらも居住地が皆無で、最寄りの村まで約2日という距離です。

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パティバラ寺院

パティバラ女神(Pathibhara Devi)は「信用・信頼」司るヒンズー教の神様です。

そのパティバラを祀る寺院としてはネパール東部地方でもっとも名高い寺院が、山の頂(標高3,794m)に鎮座しています周辺住民から崇敬を集めている聖地で、ネパール国内のみならずインドからも巡礼者が訪れ、金銀や動物を捧げています。

晴れれば境内からはカンチェンジュンガ、マカルー、エベレストと3山群が素晴らしいパノラマで堪能できます。伝説によれば、昔羊飼いが連れてきた羊の群れが一瞬で消え去り、その後寺と神像を建立したところその羊が戻ってきたとのこと。3月中旬にパティバラ祭が催され大勢の人々が集まります。かつてのネパール王室もパティバラを信奉していたと言います。

飛行場の町タプレジュンから車でかなり近くまで行けてしまえますが、2日間というショートトレックでも行くことができます。

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トゥンバ

シコクビエ(英:Foxtail-millet/Finger-millet)を発酵させて作るネパールのポピュラーな地酒の一種です。度数軽めでほろ酔いでき、アルコールが弱い人でも楽しめます。

この酒は円筒形をしたボトルで出されます。呑む道具が特殊で、穀物の粒まで吸引しないよう巧みに加工されたバンブーストローです

酒を醸すプロセスが、飲む時間の中に入っているという変な酒です。たっぷりと発酵したシコクビエを盛り、ボトルの口近くまでお湯を注ぐとプツプツと泡が出て発酵が進みます。こうして即席発酵酒が出来上がり。地方や食堂によっては、木製の容器に代わってアルミ製ポットかプラスチック製ビーカーで出てくることもあります。

みんなでバンブーストローをぶつけ合い、乾杯。少し呑んで穀物表面から水気がなくなった頃、お湯を足してもらいます。これは何度も繰り返せますが、大体3回位まで、味が持続します。

トゥンバはリンブー族の言葉から命名されており、本来は木製ポット自体を「トゥンバ」と呼ぶという話です。

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オランチュン・ゴーラ

チベット語で「狼商人の村」という名のオランチュン・ゴーラ。

村民の先祖は昔々チベットから来た人達でしょう。今も牧畜、ヤクの毛での絨毯織り、交易などを行いながら古典的チベット様式の石と木の家に住んでいます。彼らは余裕を感じさせる大きめの家屋に暮らしています。

村のメインストリート摩耗した石畳で舗装され、細長い広場を持っています。共同水場があり、洗顔・洗髪、水汲み、洗濯などの場です。陽だまりでは木製織機をカタン、カタン…と鳴らす女性の姿。来訪者に彼らの生活の一部を垣間見せてくれる場所でもあります。村の最上段には赤壁の大きな寺院が建っています。創建後450年以上経つチベット仏教ニンマ派の寺院です。

この村はかつてチベット領内でした。ネパールが18世紀後半から3度にわたってチベット領に侵攻後、ネパール領土となりました。しかし、住人は今でも時々峠を越えて往来しています。向こうにいる親戚を訪れたりするからです。そんな背景もあって、ここでは中国側の品物が出回っています。

村に来るには、カンチェンジュンガBCへのトレッキングコースから分岐した道を辿って歩くこと2、3日。宿泊はキャンプとなります。

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■ エリア紹介

カンチェンジュンガ
マカルー・バルン
ソル・クンブー
上記以外にも個性的なエリアがまだまだあり、今後紹介していきます。

■ パーミッション関係

国立公園入園料、トレッキング許可申請料、高峰登山のロイヤリティなどの解説。

■ 交通手段

国内線飛行機、ローカルバス、ジープ車両など、アクセスの解説。

■ ヒマラヤ山名鑑

ヒマラヤの山を一座ずつ紹介。

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■ ネパールとは

■ 観光ビザと入国手順

ネパールに入国するため必要なビザ。入手方法と入国の流れ。

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■ 旅の費用

サービス料金の解説。お金について。

■ 旅の適期とヒマラヤの天気

モンスーン気候、雨季と乾季。おさらいしよう。

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■ トレッキングスタイル

予算、希望、こだわりで決める。

■ 旅の道具、山装備

ヒマラヤでの旅、町で必要になるアイテム。

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